カクレカラクリ 森博嗣
読み終わったので。
やっぱり私は、ドラマ版より原作が好き。こっちの方が面白いと思う。
ドラマのために書いた小説とはいえ、原作に忠実にドラマになったわけじゃなかった。主人公二人の設定が、変わってしまってたのが残念。森さんは、「比較的一般に受け入れやすいマニアックに趣味」として、廃墟マニアを選んだハズなのに。理系的マニアックさは、S&Mよりももっと機械工学というかバイクに偏って表現されていた。急に、論理的考えを呟くとかね。そういう私にとっては、あーあるあるとなる描写がいくつかあったので共感できた気がする。
いくつか気になった点
- 駅から30分以上は歩く田舎で、小学校が2クラス以上あるものなのか
- 以前は鉱山があり、現在は細々と温泉観光があるから、人口もそこそこあるのかも
- 当時の人からのまた聞きで、隠れ絡繰が存在することを知る人がいてもいいのでは。なんでそんなに、みんな信じてないのん
- 田舎で、見知った顔が多いなら、バイク乗ってたら分かるんじゃないかな
本編とあまり関係ない部分ばかりですけど、気になったのです。
物象部入りたい。