都条例の情報

情報が錯綜していて実際どうなっているのか分からないため、原本をあたるべきだと思ったのでまとめ。

まず、新聞記事から。毎日新聞

  • 東京都:条例改正案を再提案 性的漫画販売規制で原案修正

都議会6月定例会で「表現の自由を侵すおそれがある」と否決された原案を修正し、30日開会の12月定例会に再提案する。修正案では規制対象を、刑法や条例に違反する性的行為を過度に描いた作品という趣旨に、より明確化した。


現行条例では、性器を露骨に描写した作品しか規制対象とならず「子どもの性に関する判断力をゆがめないため」(都青少年・治安対策本部)として規制を強化する。


都は「あいまいと批判された条文をより明確化した」と説明。自主規制対象を「刑罰法規に触れる性交や婚姻を禁止される近親者間の性交を不当に賛美・誇張して描写したもの」などと定めた。具体的には、強姦や児童買春などの違法行為を被害者側が喜んで受け入れていたり、作品の大半を性表現が埋め尽くすものなど。このうち反社会性が著しいものを不健全図書指定の対象とした。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101123k0000m040096000c.html
2010年11月22日 22時04分

同条例は性行為を描写した漫画やアニメについて、場合によっては18歳未満への販売を自主規制することを出版社に求め、「不健全図書」に指定したものは都自身が販売を規制できる、と定めている。
今回の改正案では、(1)刑法など刑罰法規に抵触する性行為(2)婚姻を禁止した近親者間の性行為−−などを描写した作品が自主規制の対象となる。都議会が否決した旧改正案は、対象を18歳未満にみえるキャラクター(「非実在青少年」と定義)の性行為に限定していたが、今回はこの規定を削除。対象が18歳以上のキャラクターにも広がる結果となった。


http://mainichi.jp/enta/art/news/20101202dde018010006000c.html
2010年12月2日 東京夕刊

  • 都条例改正案:本会議で可決 性的描写の規制強化へ

改正条例は、業界に求める自主規制は来年4月1日から、18歳未満への販売を禁止する不健全図書指定は同7月1日以降の発行分から適用される。

 従来は、性交シーンや性器を露骨に描き、強い性的興奮を与える漫画が、成人マーク(18歳以上対象)や不健全指定の対象だった。改正により、そこまで過激でなくても強姦(ごうかん)など刑罰法規に触れる性的な行為や、近親者間の性行為を「不当に賛美または誇張」した漫画が追加される。


http://mainichi.jp/photo/archive/news/2010/12/15/20101216k0000m040042000c.html
2010年12月15日 19時43分

◇条例改正までの経過◇
 2月24日 都が議会に条例改正案を提出
 3月15日 漫画家のちばてつやさんらが都庁で会見。条例改正案に反対表明
 5月25日 漫画家1400人と出版10社が反対声明
 6月14日 都議会総務委が民主党など反対多数で改正案否決
   16日 本会議も改正案否決
11月22日 規制対象を強姦(ごうかん)や近親相姦などを不当に賛美・誇張するように描いたものと定義し、再提出すると都が発表
   29日 ちばてつやさんらが再度反対表明
12月 7日 石原知事が都議会本会議で改正案の必要性訴える
   13日 都議会総務委で改正案可決
   15日 本会議で可決


http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101216ddm012010139000c.html?inb=yt
2010年12月16日 東京朝刊


つぎに、東京都ウェブサイトhttp://www.metro.tokyo.jp/より。

に情報があります。


また、現在(2010/12/19)は、新着情報に

がリンクされています。

ここに、「東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案 質問回答集」*1のリンクがあります。


参考 東京都青少年の健全な育成に関する条例 - Wikipedia